top of page
Orange Curtain_edited.jpg

まつもと市民劇場 公式サイト

良き仲間と出会う

まつもと市民劇場について

​地元で優れた演劇を鑑賞します

​まつもと市民劇場は、私たちの住むこの町で素晴らしい演劇を定期的に鑑賞し、その感動を多くの仲間と分かち合おうと市民の手で1963年に創立した会員制の演劇鑑賞団体です。

みんなで協力し合って観続けていくために会員は次のことを守ります。

★3人以上でサークルを作って活動する
★1年(6例会)以上は観続ける​
★会費を前納する(月末会費納入期間に翌月会費  を納める)

​会費・入会金(会費はサークル毎の前納制です)

​会費 月額/一般 2,400円 学生 1,000円(学生証のコピー添付)

入会金 1,500円

2025年5月例会~2026年3月例会予定

​​例会会場は、9月例会より「塩尻レザンホール・大ホール」で行います。

スクリーンショット 2025-04-21 110000.png

第413回例会

劇団俳優座

『猫、獅子になる』

​まつもと市民芸術館主ホール

5月28日(水)6:45pm
5月29日(木)1:30pm


上演時間2時間(休憩なし)

作:横山拓也

演出:眞鍋卓嗣 
出演:岩崎加根子 塩山誠司 清水直子 他

 中学時代の演劇部の発表における諍いが原因で不登校となり、50歳になってなお実家の自室に引きこもる美夜子。世話をしてきた高齢の母の体調が芳しくなく、美夜子の妹・朝美の家族に相談が持ち掛けられた。朝美の娘・梓は劇団で活動しており、宮沢賢治の寓話に取り組んでいた。奇しくもそれは、美夜子が不登校になる原因ともなった『猫の事務所』だった。80代の親が50代の子の生活の面倒を見る「8050問題」をテーマに現代社会に潜む問題点を浮き彫りにした作品。
 

stage02.jpg

第414回例会
加藤健一事務所
『滝沢家の内乱』
​まつもと市民芸術館主ホール

7月8日(火)6:45pm
7月9日(水)1:30pm


上演時間2時間25分(休憩15分含)
 

作:吉永二郎

演出:加藤健一
出演:加藤健一 加藤忍

 文政十年。「南総里見八犬伝」執筆中の滝沢馬琴の息子・宗伯の元に嫁いできたお路。高名な先生のお家と安心しきっていたが、そこはとんでもない家だった!!
江戸時代、大ベストセラーとなった滝沢馬琴の 「南総里見八犬伝」。本作は、史実を元にしてその脱稿までを描いた、馬琴とその嫁のお路の創作秘話。“ごく普通の女の子”だったお路の、嫁入りから成熟し“一家の大黒柱”ともいえる女性になるまでの遍歴をたどる成長ドラマ。

 

スクリーンショット 2025-04-21 110251.png

第415回例会
文学座
『欲望という名の電車』
​塩尻レザンホール大ホール

9月3日(水)6:30pm
9月4日(木)1:00pm


上演時間2時間55分(休憩15分含)

作:テネシー・ウィリアムズ

翻訳:小田島恒志 演出:高橋正徳 

出演:山本郁子 鍛冶直人 渋谷はるか他

 テネシー・ウィリアムズの最高傑作にして、アメリカ演劇の不朽の名作。
かつてはアメリカ南部の大農園で育ち、上流階級の娘であったブランチ。生家は没落し、未亡人で身寄りのいない彼女は、今まで住んでいた街とは遠くかけ離れたアメリカ南部ニューオーリンズの町に降り立つ。そしてこの地に住む、妹のステラとその夫・スタンリーが住む貧しいアパートにたどり着き、三人の共同生活が始まるが・・・。

stage02 (1).jpg

第416回例会
劇団文化座
『母』
塩尻レザンホール大ホール

11月15日(土)7:00pm

11月16日(日)1:30pm
 

上演時間1時間30分(休憩なし)
 

原作:三浦綾子 

脚本:杉浦久幸 

演出:鵜山仁
出演:佐々木愛 藤原章寛 他

 

 「蟹工船」などで知られるプロレタリア作家であり、特高警察による拷問により1933年に虐殺された小林多喜二。その母セキの生涯を描いた三浦綾子の小説を舞台化。原作小説の文体は温もりのある秋田弁も相俟って、貧困のなかセキの一途に息子を思う「無償の愛」が観る者の心を打つ。
 

content_d50b33ed9cfde89cf148b2c8914b71a4c5a8745e.jpg

第417回例会 

『茂山千五郎家狂言
塩尻レザンホール大ホール

1月20日(火)7:00pm
1月21日(水)1:30pm

上演時間2時間(休憩15分含)


出演:茂山千五郎

   茂山茂 

   茂山宗彦

   松本薫 他
 

 最初に《狂言のお話》をして頂きます。狂言の見方や決めごとなどを知っていると、より一層楽しめることでしょう。大いに笑いながら新春狂言を楽しみましょう。
『酢薑(すはじかみ)』『伯母ヶ酒(おばがさけ)』『佐渡狐(さどぎつね)』

 

スクリーンショット 2025-04-21 110836.png

第418回例会  
劇団NLT 
ミュージカル『O.G.Ⅱ』
塩尻レザンホール大ホール

3月10日(火)2:30pm
3月10日(火)7:00pm

上演時間1時間45分(休憩なし)


出演:旺なつき 阿知波悟美 

   池田俊彦 金森大

 

 あの2人が帰ってきた!舞台は「熱海のミラクル」?!
 2016年、思いがけずネット上で動画がバズり、オールドガールズ「O.G.」として
一躍スターになったスミ子とカズエ。しかし、あれからの年月、運命はなおも2人を翻弄した。世の中は「O.G.」を忘れ、今やカズエは失踪?スミ子はひとり、熱海の地へ流れつき、あとは老いていくだけの人生・・・。
 そんな時、突然の再会によって、運命の時計はふたたび回りはじめる。

 

会員の舞台感想

2023年

5月例会「風を打つ」

 

 休憩なしの二時間一〇分があっという間に過ぎてしまいました。水俣病は私の子どものころの出来事で、テレビや本でその悲惨さは知っていましたが、今回の話は病気そのものというより、そこに生きる人々の気持ちが中心に描かれていて考えさせられることが多かったです。誰もが強く生きられるわけではないけれども、お互いを思いやる気持ちが困難を乗り越える力になるのだと感じました。

 水俣病はもう終わった話だと思っている人も多いと思うが、この舞台を観て水俣病の問題はなかなか解決していないことを知らされる。
水俣の汚染された海は一九九〇年に埋め立て、現在は運動公園になっている。汚染流出を防ぐため海岸には円筒状の鋼鉄板が打ち込まれ、五十年の耐用年数があるといわれる。しかし、老朽化の「不安」はどうなのか。五十年の耐用年数があると言われてもヘドロが完璧に除去されたわけではなく、泥を検査すると微量の水銀が含まれている。ある研究者は、不知火海は湾になっているから、汚染されたものが外海を混じって希釈されるというのは、十年、二十年単位ではありえないと言い、つまり残り続けていることになるのです。しかし、国は根本的、抜本的な対策を打とうとしないのが問題なのです。すなわち先送りなのです。そう、これは原発でも同じなのです。

「治らんもんは、慣れろ 治るもんには、慣れたらいかん」
相手を変えようとせず、自分が変われば相手も変わる可能性がある。優しいイメージの音無さんの真逆の演技に女優さんを感じた

2023年
7月例会「シェアの法則」

 

 いろいろな社会問題が劇中にちりばめられていて、あれもこれも大事な事だなあと再確認。他人同士であればこそ、人への思いやりが必要なんですね。
多様性を求められている今だからこそ、この舞台が心にしみました。

 

 休憩なしの二時間に現代の日本や人々のかかえる課題や苦しむ人々が描かれながら、どの課題も人も最後にはほぼ「こうなって欲しい」という形で収まっていく、しかも、たくさん笑え、たくさん泣け、ホールを出るときは、とても気持ちが和らいで、自然に、微笑んでいる、そんなお芝居でした。でも、私をそんな気持ちにさせたのは、なぜか舞台にはまったく出てこない喜代子さんの「ことば」や「行動」、「トゥルペンハウス」の名前に込めた思いだったように思います。
舞台には登場しない人を勝手に想像(創造)させ、その人にも拍手を送らせる力を持った台詞とキャストのみなさんの演技に感服しながら、改めて「演劇」や「文学」の面白さ、「力」を感じました。
また、「観劇→感激→観劇」のサイクルにはまってしまいそうです

 

 私は学生の時、友達二人で自炊して学校に通いました。今回のシェアハウスとは違いますが、お互いに共感したり尊重することは同じような気がする。今の世の中、孤立している人が多い中、シェアハウスを通じて交友関係をつくり、相談できる仲間ができることや近くに頼れる人がいることは精神的な安心感にもつながると思いました。

2023年
9月例会「獅子の見た夢」

 

「芝居がしたい」その思いだけで広島に散った新劇人の方々、なんてすごい生き方なんだろう。ラストの獅子舞は青年団時代の創作劇「丸子の歳三」を思い起こさせた。
そして時代は新しい戦前、何でも言える今のうちにこの政治ではダメなんだと強く心から言いたい。いろんな思いが交錯し、気づくとボロボロとあふれるものが・・・。


 芝居に情熱を注ぐ、その情熱が舞台からひしひしと伝わってきて、ひと言も聞きもらさないようにと必死で観ていました。
重い内容ですので疲れましたが最後の獅子舞に心がなごみました。上手でした。
芝居に情熱を持つ方達のおかげで、私たちもこのように観劇できるのだなァと時代を超えて思いました。

 

 戦時中に表現することを奪われていた事実をあまり知らなかったので、そのようなことがあったことを知り、自分が思うことを発信したり表現できることは当たり前ではないのだと感じました。
困難の中でも自分の生きがいや好きなことを貫く強い意志が伝わってきました。迷った時や不安な時、自分の芯をしっかり持っていたと思わせてくれる舞台でした。

​入会案内

​お問い合わせ

まつもと市民劇場事務局
TEL.0263-34-2747
FAX.0263-34-2751

会員制・サークル制

よい演劇を安心かつ安定して観続けるために会員制です。    
会の運営はサークル単位で行います。職場の仲間    、家族、友人などでサークル(3名以上)を作って    入会するか、お知り合いのサークルに加入して下さい。サークルにはサークル代表者をおき、サークル代表者はサークル会員の会費を集めて事務局に納めます。    
サークルは年1回、希望する例会の運営に参加できます。   

会費制・みんなで会費を持ち寄り、みんなで運営

   この会は、会員の会費のみで運営しています。会費には、組織運営費と例会経費が含まれます。会員が会費を持ち寄り、知恵と力を出し合って、    企画作りから運営まで、必要なことはすべて会員の手で行っています。年6回劇団と一緒に例会を作り、様々なジャンルの演劇を楽しみます。 

入会手続きは

例会月からの入会です。    まつもと市民劇場の事務局にある入会申込書(自筆で記入)に入会金と会費を添え、サークル代表を通じて事務局に申し込みます。

​その他

・託児、親子室(事前の申込が必要)があります。

・長野、上田、諏訪、伊那、大町に市民劇場があり、松本で観劇できない場合、他団体の例会に参加できます。(会員手帳持参)    

お問い合わせ

送信ありがとうございました

まつもと市民劇場

まつもと市民劇場・事務局

〒390-0815 長野県松本市深志2-6-20
TEL.0263-34-2747
fax.0263-34-2751 

©2023 松本市民劇場

bottom of page