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まつもと市民劇場 公式サイト

良き仲間と出会う

まつもと市民劇場について

​地元で優れた演劇を鑑賞します

​まつもと市民劇場は、私たちの住むこの町で素晴らしい演劇を定期的に鑑賞し、その感動を多くの仲間と分かち合おうと市民の手で1963年に創立した会員制の演劇鑑賞団体です。

みんなで協力し合って観続けていくために会員は次のことを守ります。

★3人以上でサークルを作って活動する
★1年(6例会)以上は観続ける​
★会費を前納する(月末会費納入期間に翌月会費  を納める)

​会費・入会金(会費はサークル毎の前納制です)

​会費 月額/一般 2,400円 学生 1,000円(学生証のコピー添付)

入会金 1,500円

2024年5月例会~2025年3月例会予定

​​例会会場は、いずれも「まつもと市民芸術館・主ホール」です。

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第407回例会
劇団NLT ミュージカル
OG』

5月15日(水)6:45pm
5月16日(木)1:30pm


上演時間1時間45分(休憩なし)


作:まきりか 演出:本藤起久子
ピアノ演奏:金森大
出演:旺なつき 阿知波悟美 池田俊彦

 スター歌手を夢見て上京し、38年。いまはキャバレー「ミラクル」でシンガーとして歌い続けている二人の女性。明日を夢見た若かりし頃を過ぎ、女性としての幸せや愛を求めながらも、ステージで歌うことを選んできた彼女たちの人生。「老い」と「夢」の狭間で場末の歌手人生が終わろうとしている、そんな彼女たちに起こった「ミラクル」それは・・・。

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第408回例会
プリエール
『銀色のライセンス』

6月30日(日)6:00pm
7月1日 (月)1:30pm


上演時間1時間40分(休憩なし)

作:福島三郎
演出:福島三郎
出演:竹内都子 中西良太 倉野章子 他

 首都圏のベッドタウンにある鹿川自動車学校。近年は連日高齢者教習の予約で埋まっている。本日の受講者は男女一名ずつ。付き添いでやってきた娘は母親の免許更新に否定的である。教習を通して見えてくるそれぞれの思いや人としての尊厳。
〝あなたは自分で決断できますか?人生の交差点で行き交う人たちの物語〟

 

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第409回例会
団民藝
『泰山木の木の下で』

9月8日(日)6:00pm
9月9日(月)1:30pm


上演時間2時間25分(休憩15分含)

作:小山祐士 演出:丹野郁弓
音楽:マリオネット
出演:日色ともゑ 塩田泰久 千葉茂則 他

 「決して叫んではいけない。決して理屈っぽいことを言ってはいけない。ただ人間を見つめていけばいいのだ。」瀬戸内の抒情詩人と言われた小山祐士の傑作戯曲。
原爆の恐ろしさ、哀しさを静かに訴え、素朴で美しい瀬戸内の言葉によって庶民の哀歓を描いています。1963年初演から2003年まで北林谷栄主演で上演されてきましたが、このたびハナ婆さん役を日色ともゑさんが継いでいきます。

 

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第410回例会
前進座
人情噺『文七元結』

11月12日(火)2:00pm・6:45pm
上演時間1時間30分(休憩なし)

作:三遊亭圓朝 脚色:平田兼三 

演出:小野文隆
出演:藤川矢之輔 早瀬栄之丞 他

 

 落語でお馴染みの三遊亭圓朝の人情噺を芝居にした、笑いと涙あふれた傑作。前進座では1947年の初演以来800回を超えて上演されてきた人気演目。創立メンバーから代々継承してきた前進座の財産演目のひとつです。
いじらしい真心に泣き、引っ込められない意地に笑い、いかにも江戸っ子らしい登場人物たちが繰り広げる心温まる一幕。久しぶりの歌舞伎をお楽しみください。

 

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第411回例会 
オペラシアター こんにゃく座
遠野物語』

1月19日(日)6:00pm
1月20日(月)1:30pm

上演時間2時間40分(休憩15分含む)

作:柳田国男 脚色:長田育恵
演出:眞鍋卓嗣
出演:こんにゃく座歌役者・楽士


 柳田国男の「遠野物語」の中から選ばれた物語による幻想的世界と、遠野物語誕生に関わった柳田国男、水野葉舟と佐々木喜善の生きる現実の世界が入り混じる。注目の劇作家・長田育恵による書下ろし初オペラ台本です。作家志望の喜善は、水野葉舟を介して柳田国男に弟子入りを願い出るが、柳田は喜善の作品ではなく、喜善が語る故郷に昔から伝わる物語に深く興味を抱いていきます。喜善にしか感じられない闇や座敷童の存在とともに、次々と語られる異世界とは。
 

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第412回例会  
ピュアーマリー  
『殺しのリハーサル』

3月6日(木)6:45pm
3月7日(金)1:30pm

上演時間2時間(休憩なし)

作:レビンソン&リンク 翻訳:保坂磨理子 
演出:鈴木孝宏
出演:葛西和雄 紫城るい 山本みどり 他

 

 1982年、「刑事コロンボ」の作者コンビ、レビンソン&リンクがテレビ映画として書き下ろした、知る人ぞ知る最高傑作!
ブロードウェイのとある劇場。誰もいない客席に姿を現す劇作家アレックス。
一年前の今日、婚約発表を目前に恋人であった女優モニカが謎の死を遂げた。自殺と処理された彼女の死を殺人事件と断定したアレックスは、事件後行方をくらましていたが、一年経ったこの日、この劇場に、当時の舞台関係者を招集していた。続々と集まる当時の関係者たち。そう、これから行われるのは、真犯人を暴くための「殺しのリハーサル」。

 

会員の舞台感想

2023年

5月例会「風を打つ」

 

 休憩なしの二時間一〇分があっという間に過ぎてしまいました。水俣病は私の子どものころの出来事で、テレビや本でその悲惨さは知っていましたが、今回の話は病気そのものというより、そこに生きる人々の気持ちが中心に描かれていて考えさせられることが多かったです。誰もが強く生きられるわけではないけれども、お互いを思いやる気持ちが困難を乗り越える力になるのだと感じました。

 水俣病はもう終わった話だと思っている人も多いと思うが、この舞台を観て水俣病の問題はなかなか解決していないことを知らされる。
水俣の汚染された海は一九九〇年に埋め立て、現在は運動公園になっている。汚染流出を防ぐため海岸には円筒状の鋼鉄板が打ち込まれ、五十年の耐用年数があるといわれる。しかし、老朽化の「不安」はどうなのか。五十年の耐用年数があると言われてもヘドロが完璧に除去されたわけではなく、泥を検査すると微量の水銀が含まれている。ある研究者は、不知火海は湾になっているから、汚染されたものが外海を混じって希釈されるというのは、十年、二十年単位ではありえないと言い、つまり残り続けていることになるのです。しかし、国は根本的、抜本的な対策を打とうとしないのが問題なのです。すなわち先送りなのです。そう、これは原発でも同じなのです。

「治らんもんは、慣れろ 治るもんには、慣れたらいかん」
相手を変えようとせず、自分が変われば相手も変わる可能性がある。優しいイメージの音無さんの真逆の演技に女優さんを感じた

2023年
7月例会「シェアの法則」

 

 いろいろな社会問題が劇中にちりばめられていて、あれもこれも大事な事だなあと再確認。他人同士であればこそ、人への思いやりが必要なんですね。
多様性を求められている今だからこそ、この舞台が心にしみました。

 

 休憩なしの二時間に現代の日本や人々のかかえる課題や苦しむ人々が描かれながら、どの課題も人も最後にはほぼ「こうなって欲しい」という形で収まっていく、しかも、たくさん笑え、たくさん泣け、ホールを出るときは、とても気持ちが和らいで、自然に、微笑んでいる、そんなお芝居でした。でも、私をそんな気持ちにさせたのは、なぜか舞台にはまったく出てこない喜代子さんの「ことば」や「行動」、「トゥルペンハウス」の名前に込めた思いだったように思います。
舞台には登場しない人を勝手に想像(創造)させ、その人にも拍手を送らせる力を持った台詞とキャストのみなさんの演技に感服しながら、改めて「演劇」や「文学」の面白さ、「力」を感じました。
また、「観劇→感激→観劇」のサイクルにはまってしまいそうです

 

 私は学生の時、友達二人で自炊して学校に通いました。今回のシェアハウスとは違いますが、お互いに共感したり尊重することは同じような気がする。今の世の中、孤立している人が多い中、シェアハウスを通じて交友関係をつくり、相談できる仲間ができることや近くに頼れる人がいることは精神的な安心感にもつながると思いました。

2023年
9月例会「獅子の見た夢」

 

「芝居がしたい」その思いだけで広島に散った新劇人の方々、なんてすごい生き方なんだろう。ラストの獅子舞は青年団時代の創作劇「丸子の歳三」を思い起こさせた。
そして時代は新しい戦前、何でも言える今のうちにこの政治ではダメなんだと強く心から言いたい。いろんな思いが交錯し、気づくとボロボロとあふれるものが・・・。


 芝居に情熱を注ぐ、その情熱が舞台からひしひしと伝わってきて、ひと言も聞きもらさないようにと必死で観ていました。
重い内容ですので疲れましたが最後の獅子舞に心がなごみました。上手でした。
芝居に情熱を持つ方達のおかげで、私たちもこのように観劇できるのだなァと時代を超えて思いました。

 

 戦時中に表現することを奪われていた事実をあまり知らなかったので、そのようなことがあったことを知り、自分が思うことを発信したり表現できることは当たり前ではないのだと感じました。
困難の中でも自分の生きがいや好きなことを貫く強い意志が伝わってきました。迷った時や不安な時、自分の芯をしっかり持っていたと思わせてくれる舞台でした。

​入会案内

​お問い合わせ

まつもと市民劇場事務局
TEL.0263-34-2747
FAX.0263-34-2751

会員制・サークル制

よい演劇を安心かつ安定して観続けるために会員制です。    
会の運営はサークル単位で行います。職場の仲間    、家族、友人などでサークル(3名以上)を作って    入会するか、お知り合いのサークルに加入して下さい。サークルにはサークル代表者をおき、サークル代表者はサークル会員の会費を集めて事務局に納めます。    
サークルは年1回、希望する例会の運営に参加できます。   

会費制・みんなで会費を持ち寄り、みんなで運営

   この会は、会員の会費のみで運営しています。会費には、組織運営費と例会経費が含まれます。会員が会費を持ち寄り、知恵と力を出し合って、    企画作りから運営まで、必要なことはすべて会員の手で行っています。年6回劇団と一緒に例会を作り、様々なジャンルの演劇を楽しみます。 

入会手続きは

例会月からの入会です。    まつもと市民劇場の事務局にある入会申込書(自筆で記入)に入会金と会費を添え、サークル代表を通じて事務局に申し込みます。

​その他

・託児、親子室(事前の申込が必要)があります。

・長野、上田、諏訪、伊那、大町に市民劇場があり、松本で観劇できない場合、他団体の例会に参加できます。(会員手帳持参)    

お問い合わせ

送信ありがとうございました

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